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青森地震、道路・港湾の致命的被害なし【9日14時】

2025年12月9日 (火)

ロジスティクス青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5(暫定値)の地震を受け、国土交通省は9日14時時点の物流インフラの被害状況を公表した。現時点で高速道路や有料道路に通行止めはなく、幹線道路網はおおむね機能を維持している。

一方で、直轄国道では国道45号・塩町第3高架橋オフランプ(青森県八戸市)の橋台損傷により通行止めが継続。補助国道394号(東北町)でも法面崩壊に伴う規制が続いており、地域内の生活物資輸送や集配ルートへの影響が懸念される。道県管理河川やダム、海岸施設では、これまでのところ大きな被害報告はなく、点検作業が進む。

鉄道は施設被害は確認されていないものの、東北新幹線・盛岡~新青森間の運転見合わせと在来線8路線の運休が続く。航空については、新千歳や三沢など複数空港で震度4-5弱を観測したものの、滑走路や施設に運航の支障となる被害はなく、通常運用が維持されている。

港湾では、八戸港フェリーターミナル岸壁で液状化に伴うひび割れが確認されたが、フェリーは被災箇所とは別の岸壁に接岸しており、現時点で運航への直接の影響はないとしている。宅配各社や幹線トラック便では北海道関連の遅延が続いている。

今後は、11-12日にかけて冬型が強まり荒天が予想されており、被災地域の降雪と組み合わさった二次的な交通障害が物流現場の新たなリスクとなりそうだ。

青森県沖地震、宅配・幹線輸送で遅延相次ぐ

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