国内青森県東方沖で8日夜に発生したマグニチュード7.5(暫定値)の地震は、三陸沿岸を中心とする道路・鉄道インフラに影響を及ぼしている。
国土交通省が9日6時に発表した内容によると、高速道路では三陸自動車道・野田インターチェンジ(IC)-階上IC間の10区間が通行止めとなった。三陸道は沿岸物流の主要動線であり、青森・岩手間の輸送に支障が生じている。直轄国道では国道45号の岩手県内各地で計10区間以上が不通となり、山田町、宮古市、岩泉町、野田村、久慈市、洋野町など三陸沿岸の広い範囲で通行止めが発生している。
北海道でも国道39号や国道336号が通行止めとなり、帯広や上川周辺の貨物輸送ルートに影響が及んでいる。青森県東北町の国道394号では法面崩壊が発生し、車両1台が滑落して負傷者が出る事故も確認された。現場ではパトロールが継続されているが、降雪の予報もあり、二次災害への警戒が求められている。
鉄道では青い森鉄道線(三沢-小川原間)で継ぎ目ボルトの折損など施設被害が確認され、運転再開の見通しは立っていない。また、東北新幹線は盛岡-新青森間で運転を見合わせており、人流に加えて緊急物資輸送にも制約が生じている。
港湾は、発表時点で津波注意報が続いていたため(6時20分に解除)点検前で、八戸・青森・函館・苫小牧などでは旅客船が沖待ちとなった。現時点で貨物船の被害情報は確認されていない。
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