産業・一般両備ホールディングス(HD、岡山市北区)は11日、特定技能制度を活用した外国人バス運転者が8日に羽田空港で乗務を開始したと発表した。同制度の評価試験で合格第1号となったインドネシア出身のイユスさんが、客室乗務員送迎バスで単独乗務に入った。

▲客室乗務員送迎バスで単独乗務に入ったイユスさん(出所:両備ホールディングス)
特定技能制度は24年からトラック、タクシー、バスの運転職種に適用され、就労には評価試験の合格が必要とされる。イユスさんは同年12月に受験し、ことし1月10日に合格第1号となった。その後、日本バス協会の研修を修了し、座学や実地訓練を経て現場に配置された。
イユスさんは、旅行会社勤務を通じて日本のプロドライバーに憧れを持つようになったという。研修では車両点検や運行準備などの業務手順を学び、現場での乗務に必要な技能を習得。今後は運転業務の経験を重ね、さらなる技能向上を図るほか、日本の交通マナーをインドネシアに紹介する活動にも意欲を示している。
同社では、職場環境の整備や宗教配慮など外国人社員受け入れ体制の構築を進めており、今後も国籍を問わず安全と接客の基準を満たす人材の採用を拡大する方針を示している。
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