サービス・商品日本IBM(東京都港区)は16日、Rapidus(ラピダス、千代田区)が北海道千歳市に整備した最先端半導体製造拠点「IIM-1」に製造実行システム「IBM IndustryView for Semiconductor Standard(SiView Standard)」を導入したと発表した。システムは2025年4月に稼働を開始している。
SiView Standardは、製造装置や搬送機器の制御、大規模データの処理、工程の統合管理などを行うMES(製造実行システム)で、1980年代にIBM野洲工場で開発されたソリューションを起源とする。今回の導入では、高速シミュレーターや装置インテグレーション、資産管理など複数モジュールを活用し、製造ライン全体のフルオートメーション化を実現。IIM-1ではデジタルツイン技術により事前検証を行い、短期間での立ち上げに成功した。
Rapidusは同拠点で、国内初となる2ナノメートルプロセスの半導体量産を目指しており、IBMのシステム導入はその技術基盤として機能する。今回の取り組みは、日本国内での次世代半導体生産体制の確立と、製造現場における高度な生産性・品質管理体制の構築に寄与する。
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