国内門司税関が18日に発表した九州経済圏の貿易統計(速報)によると、10月の輸出は半導体などの製造装置の輸出が前年同月比2.1倍に増加し、自動車も5.8%増となったため、15か月ぶりに前年比プラスに転じた。輸出総額は7439億円で1.5%の増加。
輸出総額の増加をけん引した半導体などの製造装置は、韓国向けが2.7倍増の214億円、中国向けが1.9倍増の226億円と大きく伸長し、7か月連続のプラス。自動車も、米国向けが28%増、中国向けが10.9%増となり、2か月連続のプラスだった。
一方、輸入総額は原粗油(49.5%減)や石炭(38.7%減)が大きく減少し、19か月連続のマイナスとなる4287億円(26%減)だった。