環境・CSR川崎汽船は18日、世界初のCO2回収貯留(CCS)プロジェクトに参加している液化CO2船のNORTHERN PHOENIX(ノーザン・フェニックス)を今月16、17の両日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで公開したと発表した。同船はノルウェーの北海沖行われているCCSで、他の2隻とともに液化CO2の輸送に従事している。

▲横浜港大さん橋国際客船ターミナルでの見学会(出所:川崎汽船)
同船は、同プロジェクトの3番線として今月2日、中国の造船大手、大連船舶海洋工程で完成した。全長130メートル、幅21メートルで、貨物タンクの容量は7500立方メートルとなっている。
同プロジェクトは、英シェル、仏トタルエナジーズ、ノルウェーのエクイノールの3社が共同出資したノーザンライツ(ノルウェー)が進めており、顧客から回収し液化したCO2を、ノルウェー西部のオイガーデンにある受け入れ基地まで輸送し、北海海底の2600メートルの貯留層へCO2を圧入し、貯留する。ことし8月から開始され、すでに、川崎汽船の2隻のLCO2輸送船が運航している。
同船の見学会には、日本とノルウェーの関係者やメディアが参加し、明珍幸一会長と五十嵐武宣社長も出席した。

▲NORTHERN PHOENIX(出所:川崎汽船)
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