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積水ハウス、工場間の鉄骨部材輸送を鉄道にシフト

2011年1月19日 (水)

荷主トラックから鉄道へのコンテナの積み替え積水ハウスは19日、静岡工場(静岡県掛川市)で生産している50周年記念鉄骨戸建住宅「Be Sai+e(ビー・サイエ)」の構造の主要な部分を占める鉄骨軸組の輸送で、トラックから環境負荷の低い鉄道へのモーダルシフトを行い、6日から運用を開始したと発表した。

 

ビー・サイエの鉄骨構造システムは、これまでのエリアごとの工場での生産体制ではなく、昨年11月に稼働を開始した静岡工場の新製造ラインで集中生産し、関東工場(茨城県古河市)、東北工場(宮城県加美郡色麻町)、山口工場(山口県山口市)へトラックで輸送していた。

 

このうち特に輸送距離が長い東北工場と山口工場への輸送手段を鉄道に切り替えるモーダルシフトを行った。年間720棟の輸送を鉄道にモーダルシフトすることにより、トラック輸送と比較してCO2排出量を年間162.24トン削減し、環境負荷を低減することができる。

 

この取り組みはセンコー、日本貨物鉄道と連携したもので、コンテナの購入費用の一部はグリーン物流パートナーシップ会議とNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が行う「平成22年度グリーン物流パートナーシップ普及事業」に採択され補助を受けて実施しているもの。

 

大型の鉄骨部材も積載可能な31フィート(約9.45メートル)の「エコ」をテーマにしたオリジナルラッピングコンテナを用いて静岡工場から山口工場間で運用し、沿線での環境PRも目指す。