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流経大、AI×SCM人材育成講座を26年度も継続

2026年1月15日 (木)

ロジスティクス流通経済大学は15日、東京都内で「SCMプロフェッショナル人材育成プログラム」の体験講義を開催した。同プログラムは文部科学省の支援事業として2025年度に開講されたもので、26年度も継続して実施されることが決定している。物流業界では高度な物流人材が求められているが、実務に就いていると体系的な学習が難しいことが課題となっており、これに応えるもの。

今回の体験講義には、AI(人工知能)実装の第一人者である松尾研究所(東京都文京区)の金剛洙氏と、AIを活用した物流コンサルタントKeystone Prime Partners(渋谷区)の菅雄大氏が登壇。物流現場へAIを導入する際の具体的なプロセスや、AIとSCMの親和性と課題について講義が行われた。

また、講義の後にはAIやデータ活用についての質疑が行われた。菅氏は「最終的にどのようなシステムを使うにせよ、現時点で使えるものをスモールスタートで使い始めるべき」、金氏は「失敗したオペレーションのデータも重要なデータ。できるだけAIに活用しやすい形で、さまざまなデータを取ることが大事だ」など、デジタル活用についての見解を述べた。

▲Keystone Prime Partnersの菅雄大氏

26年度の同講座は、7月から11月にかけて15日間(全45コマ)の日程で、都心部の会場を拠点に対面形式を中心に開催される。受講対象はメーカー、卸、小売、物流事業者、3PLに加え、情報サービスや金融系まで広範な業種の管理職層を想定している。受講料は1人あたり60万円(税込)で、プログラム修了者には修了証とともに、習得したスキルを証明するデジタルバッジが発行される。

▲松尾研究所の金剛洙氏

教育カリキュラムは、学術的知識と実務知識を融合させた実践的な構成が特徴だ。POSデータなどのSCM関連データを用いて需要予測や可視化を学ぶ「データサイエンスプログラム」や、実際の企業事例をもとに当事者として意思決定を訓練する「ケースメソッド」、さらには2箇所の物流拠点を訪問する「現場見学会」などを組み合わせ、サプライチェーン全体を俯瞰できるプロフェッショナルを育成する。

また、26年度からは受講形態が大幅に拡充される。従来の対面形式プログラムに加え、利便性の高いオンデマンド形式による「国内SCMコース」「国際SCMコース」「AI×SCMコース」の3コースが新設される。さらに、次世代の土台作りとして新入社員向けの「SCM・ロジスティクス入門講座」も開講予定であり、企業のフェーズや役職に応じた多様な学びの場が提供される。

さらに、同校は2月6日に、第8回特別シンポジウム「ロジスティクス・SCM×人財×AIシンポジウム」を開催する。同シンポジウムは25年度文部科学省「リカレント教育エコシステム構築支援事業」の一環として行われるもので、人的資本経営への転換やAI進化がSCMに及ぼす影響をテーマに、産官学の専門家が登壇する3部構成となっている。会場での対面参加のほか、リアルタイムおよびオンデマンド配信も実施される。開催概要は以下の通り。

「ロジスティクス・SCM×人財×AIシンポジウム」開催概要

日時:2月6日、13時-17時(開場12時30分)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋 ホール6A(東京都中央区日本橋3-11-1 HSBCビルディング)
形式:対面参加(先着140人)、リアルタイム配信、オンデマンド配信(2月27日-3月18日予定)
参加費:無料

・プログラム構成
第1部:ロジスティクス、SCMから考える政府×企業の経営戦略×人的資本経営×人財育成
第2部:AIはロジスティクス、SCMをどのように変えるか
第3部:ロジスティクス・SCMのリスキリングを考える

主な登壇者:国土交通省、キユーピー、三菱食品、ヤマダホールディングス、日本郵船、イオンネクスト、トラスコ中山、PALTAC、三井化学、NIPPON EXPRESSホールディングス、Keystone Prime Partnersの各担当者および同大学教授陣

・申込締切
対面・リアルタイム配信:1月27日
オンデマンド配信:2月18日
詳細・申込URL:https://www.rku.ac.jp/news/49085/

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