産業・一般Terra Drone(テラドローン、東京都渋谷区)は14日、サウジアラビア王国の国営人材開発機関であるITQAN Institute(ITQAN)と、ドローン点検に関する人材育成プログラムの実施を目指し、覚書(MOU)を締結すると発表した。今回のMOU締結は、4月に締結した世界有数の総合エネルギー・化学企業アラムコ(サウジアラビア)とのMOUに基づく取り組みの一環だ。

(出所:テラドローン)
サウジアラビア王国は、広大な石油・ガス、石油化学、エネルギー分野を有しており、特に点検時間の短縮や作業員の安全向上、そしてデータ管理の一貫性の観点からドローンを活用した点検の需要が高まっている。一方で、ドローン技術の本格的な導入においては、資格を持つ操縦士や認定点検技術者の人材不足が課題となっており、両社は、同国内の人材が技術面や法規制面の専門知識を習得できるよう、国家公認のトレーニングプログラムを提供する。
テラドローンは、ドローン操作技能を備えた人材を育成するため、専門インストラクターの派遣やカリキュラム開発、業界標準のドローン機体とソフトウェアを提供する。ITQANはトレーニングプログラムの運営を担い、石油・ガス、電力・公共事業、インフラ・建設など幅広い分野に対応する3コース(入門・準備・実践)を提供している。
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