国際J&Tグローバル・エクスプレスとSFホールディング(中国)は15日、相互に新株を引き受ける戦略的クロスシェアホールディング(相互出資)に合意したと発表した。投資・取引総額は83億香港ドル(10億5000万米ドル)。両社は資本関係を結ぶことで、越境EC(電子商取引)の拡大を見据えたグローバル物流ネットワークの強化を図る。
取引では、J&TがSFに対してクラスB株8億2200万株を1株10.10香港ドルで発行する一方、SFはJ&TにH株2億2600万株を1株36.74香港ドルで割り当てる。完了後、SFはJ&Tの発行済み株式の10%を保有し、J&TはSFの4.29%を保有する。J&T側によると、今回の発行は同社株式資本の8.5%に相当する。
両社は補完関係を資本面から固定化し、エンドツーエンドの国際物流競争力を高める。13か国でラストマイル網と現地オペレーションを展開するJ&Tと、中国最大級の総合物流事業者であるSFが持つ越境ファーストマイルや幹線輸送の強みを組み合わせることで、より広域で効率的、かつレジリエントな物流網の構築を目指す。中国市場でも、顧客基盤や商品構成、ネットワークの違いを生かした相互補完により、サービス領域の拡張を見込む。
両社はこれまでも業務面で協力関係にあり、J&Tが2023年にSFの子会社を取得するなど取引実績を重ねてきた。創業者は今回の相互出資を、従来の業務提携を超えた戦略関係への格上げと位置付け、中国企業の海外進出や越境ECの成長を背景に、グローバルサプライチェーンでの存在感を高める考えを示している。
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