国際企業の中国進出支援を手がけるクリップス(東京都豊島区)は9日、中国で13拠点を展開する物流会社、スキャンウェルロジスティクスと業務提携した。これにより、クリップスは日中間、中国国内で展開する物流システムの効率化とコスト削減を図る。
特に、需要が高まる越境ECビジネスで、現地PR・プロモーションなどのマーケティング戦略から具体的な現地進出支援といった従来のサービスを物流システム構築へ広げ、中国ビジネスに必要なソリューションを一元的に提供できる体制を構築する。
スキャンウェルロジスティクスは1981年に香港で設立し、世界で65か所の物流拠点を保有。このうち中国には13拠点を配置している。海外引越、貿易サポート、展示会・美術品輸送に強い。