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ゼロ、現場の互助精神が支える無事故と品質

2026年1月16日 (金)

ロジスティクスゼロ(川崎市幸区)は、埼玉カスタマーサービスセンター(CSC)に所属する田上ドライバーのキャリアを通じ、現場に根付く企業文化を公開した。勤続18年のベテランが体現するのは、マニュアルにはない「助け合いの精神」だ。

▲田上ドライバーが体現する“ゼロの精神”(出所:ゼロ)

田上氏は、知人の紹介を機に入社した。キャリアの起点は東千葉CSCだ。BMWなど高級輸入車の輸送に従事し、緊張感の中で技術を磨いた。同氏の姿勢を象徴するエピソードがある。当時、追浜CSCから業務で訪れていた岩崎チーフパイロット(現・埼玉CSC)が、同行者のトラブルにより1人で2人分の輸送を抱え込み、窮地に陥ったことがあった。その際、田上氏は自らの業務があるにもかかわらず、ためらいなく声をかけ、荷積みを代行したという。

岩崎氏は当時を振り返り、「黙って助けてくれた田上さんが、羽の生えた天使に見えた」と語る。一方の田上氏は「そんなことあったかな」と記憶にない様子だ。見返りを求めず、困っている仲間に自然と手を差し伸べる行動が、無意識のうちに染み付いている証左といえる。現在、2人は同じ埼玉CSCに所属し、ドライバーのスペシャリストとして互いに信頼を寄せ合いながら現場を牽引している。

▲面倒見の良い先輩、岩崎チーフドライバー(出所:ゼロ)

安全運行への意識も高い。田上氏は9年間にわたり無事故を継続している。「どんなに慣れても、運転への恐怖心は常に持つ」と語り、天候や積載車両によって変化する状況に対し、慢心を排して向き合う。現在はトレーラー乗務に加え、運行管理補助者として点呼や若手指導も担う。「上に立つ柄ではない」と謙遜するが、的確な助言で後進を育成する。

業務環境はデジタル化で変化した。スマホアプリの導入が進み、現場の負担は軽減した。しかし、田上氏は「変わらないものがある」と強調する。それは死角の多い積載作業で互いに声を掛け合い、支え合う文化だ。岩崎氏とのエピソードに象徴されるような、制度や仕組みを超えた現場の「空気」こそが、ゼロの輸送品質を守る原動力だ。

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