ロジスティクス自動運転トラック開発の米ガティックは27日、北米で初めて完全無人の商用トラック輸送を大規模に展開したと発表した。人間のドライバーや安全監視員を同乗させない車両が、テキサス、アーカンソー、アリゾナの公道で日常的に配送業務を担い、大手小売企業向けに商業運行を行っている。
同社は2025年半ばに無人運行を開始して以降、事故なく6万件以上の配送を完了。公道での無人走行距離は1万マイルを超え、最大400マイルのルートで物流拠点と店舗を結んでいる。自社開発の自動運転システム「Gatik Driver」はAI(人工知能)と専用ハードウエアを組み合わせ、高頻度かつ安定した運行を可能にするという。

(出所:米ガティック)
運行エリアでは26フィートや30フィート級の中型トラックを用い、常温・冷蔵・冷凍貨物をほぼ24時間体制で輸送。配送頻度の向上やコスト削減を通じて、地域型サプライチェーンの効率化を狙う。契約済み収益は総額6億ドルを超えており、自動運転物流が実証段階から事業フェーズへ移行しつつあることを示す。
車両プラットフォームにはいすゞ自動車の中型トラックを採用し、レベル4自動運転システムを統合。両社は将来の量産型自動運転対応車両の開発も進めている。無人運行開始にあたっては、米運輸省や州当局との事前協議、第三者機関による安全評価も実施した。
ガティックは今後、米国内の新市場への展開を進め、ドライバー不足や輸送コスト上昇といった構造課題への対応手段として自動運転物流の拡大を図る。
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