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大阪港の内貿貨物、24か月連続増加

2018年6月5日 (火)

調査・データ大阪市はこのほど、大阪港の昨年9月の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は690万トンで前年同月に比べて1.9%増加した。このうち外貿貨物は278万トン(1.4%減)と2か月の減少、内貿貨物は413万トン(4.2%増)と24か月連続の増加となった。

入港隻数は1925隻(4.5%増)、総トン数は913万総トン(2.7%増)で、このうち外航フルコンテナ船は275隻(2.1%減)、内航フェリー船は151隻(1.3%増)だった。

外貿貨物のうち、輸出は74万トン(2%減)となり、衣服・身廻品・はきもの(2.2倍増)や紙・パルプ(43.2%増)は増加したものの、中国、タイの取り扱いが減少した再利用資材(14.5%減)や、中国の取り扱いが減少したその他製造工業品(87.6%減)などにより、3か月ぶりの減少となった。

輸入は、204万トン(1.2%減)となり、電気機械(19.3%増)や衣服・身廻品・はきもの(6.9%増)は増加したものの、ロシアの取り扱いが減少した石炭(99.4%減)や、韓国や中国の取り扱いが減少した鋼材(53.9%減)などで2か月連続の減少。

外貿コンテナ貨物は、輸出が63万トン(2.6%増)と4か月連続の増加、輸入が196万トン(6.6%増)と2か月ぶりの増加となり、月間取扱量は258万トン(5.6%増)だった。コンテナ個数は、輸出が7万9000TEU(9.2%増)、輸入が9万3000TEU(5%増)で月間取扱個数は17万TEU(6.9%増)となり、7か月連続の増加となった。

内貿貨物は、移出が181万トン(5.2%増)と5か月連続の増加、移入が231万トン(3.4%増)と24か月連続の増加。内貿フェリー貨物は270万トン(6.6%増)で5か月連続の増加となり、内航フェリーの乗降人員は7万5000人(1.6%増)だった。