調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が18日発表した1月の鉄道貨物輸送は、北日本を中心とした強い冬型の気圧配置による雪害の影響で、輸送実績が前年を下回った。東北・函館線や日本海縦貫線、上越線などで長期の運休や大幅な遅延が相次ぎ、コンテナ輸送を中心に影響が広がった。
コンテナは、農産品・青果物が大きく落ち込んだ。天候不順による生育不良に加え、雪害の影響で北海道産の玉葱や馬鈴薯の出荷が減少した。食料工業品も、一部顧客での出荷停滞を背景に、清涼飲料水やビールを中心に減送となった。さらに、エコ関連物資は中央新幹線建設工事に伴う発生土の減少により輸送量が縮小した。この結果、コンテナ全体の輸送量は130万3000トンとなり、前年比11.2%減にとどまった。
一方、車扱は堅調だった。石油類ではガソリンや軽油が安定した荷動きを維持したほか、寒波による全国的な気温低下を受け、灯油や重油の暖房需要が増加した。セメントや石灰石、車両も前年を上回り、車扱全体では86万2000トン、同5.1%増と増送となった。
コンテナと車扱を合わせた総輸送量は216万6000トンで、5.4%減と減少した。ただし年度累計では2261万3000トンとなり、前年同期比1.4%増とわずかに前年を上回っている。
品目別では、コンテナ輸送で農産品・青果物が前年比30.2%減、エコ関連物資が同50.5%減と大幅に減少した一方、自動車部品は7.4%増と増加した。車扱では石油が6.7%増、セメント・石灰石が4.7%増と伸びた。冬季の異常気象が輸送構造に与える影響が改めて浮き彫りとなる結果で、安定輸送確保に向けた対策が引き続き課題となっている。
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