ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本チェーンストア協会調べ

13年のチェーンストア販売額12.7兆円、0.7%減

2014年1月22日 (水)

調査・データ日本チェーンストア協会は21日、2013年のチェーンストア販売概況を発表した。会員企業58社、8321店舗の1年間の総販売額は12兆7224億円で、店舗調整前の前年比で1.5%増・店舗調整後で0.7%減となった。

13年のチェーンストアの売上高は、梅雨明けまでは例年に比べ低温傾向だったことから、冬物商品は良かったものの、春物、夏物衣料は苦戦。食料品では、農産品の相場安の影響もあり低調に推移した。

6月以降は、農産品の相場高などもあり食料品は好調に推移したほか、梅雨明け以降の猛暑で夏物衣料は好調に転じた。盆明け以降は、残暑や寒気の入りが遅れたことで秋物、冬物衣料が苦戦し、食料品の好調ではカバーできず、全体ではマイナスとなった。

1月は、全国的に気温が低く、悪天候だった影響もあり、衣料品が伸び悩んだことで不調。2月は農産物の相場安の影響や、前年度が閏年だったこともあり前年 度を下回った。3月は気温の上昇による花見需要の前倒しや、春物、初夏物衣料が伸長したことで13か月ぶりにプラスとなった。

4月は、農産物の相場安や天候不良の影響もあり2か月ぶりのマイナスとなった。5月も農産物の相場安や低気温による夏物衣料の不振から、前年度を下回った。6月は気温の急激な上昇や空梅雨による好天が続き、衣料品や季節家電を中心に好調だった。

7月は食料品が好調だったが、後半の天候不順の影響から夏物肌着などの衣料品の動きが鈍かったこともあり全体では不調。8月は、相場高の影響などもあり農 産、畜産が好調、衣料品は不調だったが、休日の1日増が作用してプラスとなった。9月は残暑により秋物衣料が伸び悩んだものの、農産物の相場高や畜産が好 調で前年度を上回った。

10月は、長引く残暑や、天候不順により衣料品が不振だったが、相場高の農産、畜産によりプラス。11月は、寒気の遅れから冬物衣料が不調だったが、食料 品が農産、畜産と好調だったこともあり4か月連続前年度を上回った。12月は、月前半の高気温から衣料品が低調に推移したことから、農産、畜産が好調だっ たものの5か月ぶりのマイナスとなった。