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軽油166円、補助再開で12円下げも供給不安は継続

2026年3月25日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁が発表した給油所小売価格調査によると、23日時点の軽油価格は1リットル166.0円と前週比12.4円下落した。前週の178.4円から一転して値下がりとなったが、政府による補助金再開の影響が大きく、需給環境そのものが改善したわけではない。

政府は19日出荷分から「緊急的激変緩和措置」を再開し、軽油の店頭価格は短期的に押し下げられた。ただし補助金は元売り段階で支給されるため、流通過程での反映には時間差や地域差が残る。

一方、価格の基調は依然として上昇圧力が強い。ホルムズ海峡情勢の緊迫化により、中東からの原油供給は輸送面で制約を受けており、原油高と供給不安が同時に進行している。前週は30円近い急騰となっており、今回の下落は政策による一時的な調整とみられる。

物流現場では価格よりも供給量への懸念が強まりつつある。補助金は価格抑制には寄与するが、供給量を直接増やす仕組みではない。備蓄放出や補助が続く間は価格は抑えられるが、制度終了後の反動や供給制約の影響が顕在化するリスクは残る。

軽油価格は現在、政策によって「見かけ上」安定している状態にある。市場の実勢を反映した価格とは乖離があり、物流事業者にとって不確実性の高い局面が続いている。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域3月16日3月23日増減
北海道179.5166.8-12.7
青森178.4169.7-8.7
岩手173.0159.2-13.8
宮城175.4161.5-13.9
秋田180.5171.3-9.2
山形188.7171.4-17.3
福島179.2164.9-14.3
茨城174.2161.0-13.2
栃木177.8162.8-15.0
群馬177.8162.3-15.5
埼玉171.9157.2-14.7
千葉175.8159.6-16.2
東京180.6168.0-12.6
神奈川175.2158.3-16.9
新潟181.5167.2-14.3
長野185.4168.0-17.4
山梨174.3161.8-12.5
静岡179.1161.1-18.0
愛知174.8159.3-15.5
岐阜178.0163.0-15.0
三重180.7166.6-14.1
富山181.3168.4-12.9
石川178.2158.9-19.3
福井183.5164.4-19.1
滋賀176.9160.8-16.1
京都174.6163.8-10.8
奈良174.8163.4-11.4
大阪178.4162.4-16.0
兵庫173.5162.6-10.9
和歌山179.0164.5-14.5
鳥取188.0169.1-18.9
島根185.5170.2-15.3
岡山178.9164.8-14.1
広島178.6163.5-15.1
山口178.9162.9-16.0
徳島175.4158.1-17.3
香川179.9161.5-18.4
愛媛180.7167.9-12.8
高知172.0165.6-6.4
福岡176.5166.3-10.2
佐賀178.7172.5-6.2
長崎184.3176.4-7.9
熊本175.1171.2-3.9
大分179.5171.4-8.1
宮崎178.7173.7-5.0
鹿児島184.8178.2-6.6
沖縄172.1210.438.3
全国178.4166.0-12.4

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