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需要拡大でスペース2倍増

TNT、東京・新木場の治験薬保管庫を拡張

2014年1月27日 (月)

ロジスティクスTNTエクスプレスは27日、日本法人のTNTジャパンが東京・新木場のライフサイエンスセンター(LSC)を拡張し、常温保管庫をこれまでの2倍のスペースで運用を開始したと発表した。

今回の拡張は、需要が拡大している治験薬配送に対応するために昨年10月に着手し、治験薬保管庫の常温ルーム(15−25度)を拡張、100キャビネットを新たに設置し、保管キャパシティを増強した。

2010年3月に開設されたLSCは、治験薬専用の保管倉庫として2−8度、15−25度の2温度帯で24時間の温度管理が可能。センターには薬剤師が常駐しており、治験薬保管はバーコードによるID管理で守秘義務に対応、カード認証システムや防犯カメラなどで倉庫への入退出を24時間管理している。

また、オペレーション部門と品質部門を分離して役割と責任を明確化にしたほか、品質管理書類やバリデーションマスタープラン、標準業務手順書を備えたクオリティーマネジメントシステムによって運営されている。

このLSCにより、治験薬の保管・管理と、国内外のおよそ7000の医療機関へのドア・ツー・ドア配送を、顧客の指定温度帯を維持しながらTNTが一貫して提供。同社独自のトレーニング・試験を受けて認定を受けた、500人の専門ドライバーによる医療機関内での作業や、個々の医療機関のニーズへの対応などを行っている。