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バンテック・渋沢倉庫が利用決定

GLP、厚木エリアに10万m2の物流施設を竣工

2014年1月21日 (火)

ロジスティクスGLP厚木の外観

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は21日、神奈川県愛甲郡愛川町で新たな賃貸型物流施設「GLP厚木」を竣工したと発表した。既にバンテック、渋沢倉庫の利用が決まっている。

GLP厚木は、CPPIB(カナダの公的年金運用機関)と立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」が日本で開発する3物件目の物流施設。バンテックが3万平方メートル、渋沢倉庫が1万4000平方メートルの賃貸借契約を締結しているなど賃貸可能面積の80%程度でテナント

竣工式における鏡割りの様子

140社の工場・倉庫が集積し、製造・運送業の要衝となっている「神奈川県内陸工業団地」に、敷地面積4万4511平方メートル、延床面積10万6778平方メートルの規模で建設。が内定しており、残るスペースについても多くの引き合いがきているという。

地上6階建ての大型のマルチテナント型物流施設で、災害時に顧客企業の事業継続性の確保を目的として、免震工法の採用やバックアップ電源設備の導入も行った。環境に配慮した最先端の技術を駆使し、ライフサイクルCO2の大幅削減を図っている。

各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基(上り・下り)を備え、合わせて129台のトラックバース、463台の乗用車駐車場を設置。フロア面積1万4000平方メートルの大規模な倉庫スペースを備えた汎用性の高い物流施設で、ワンフロアを2分割、最小区画面積5300平方メートルから利用可能なレイアウトとなっている。

2013年3月には、GLP厚木から北東側2キロの至近距離に圏央道「相模原愛川IC」が開通し、東名高速と接続したことで利便性が飛躍的に向上。首都圏だけでなく西日本方面への配送にも適している。

GLPでは「近年のEコマース拡大による物流変革に、社会インフラとして大きく貢献すると思われる」とコメントしている。

■GLP厚木の概要
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4009番3
敷地面積:4万4511平方メートル
延床面積:10万6777平方メートル
構造:地上6階建て
着工:2012年11月
竣工:2013年12月末

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