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県が将来構想検討委の議事資料公表

新潟港、隣接県の貨物取り込み強化を求める声

2014年1月29日 (水)

ロジスティクス第2回委員会の様子新潟県は28日、新潟港将来構想検討委員会が昨年12月25日に開催した2回目の会合の議事概要を公表した。委員からは物流機能や交流、防災などに対する意見が出された。

物流機能に関する意見では、「コンテナ貨物の流動分析で、隣接県(福島県、山形県)も地域別の分析が必要」「隣接県に対してもポートセールスを行っていくべき」「隣接県の企業でも輸送コストが下がれば新潟港利用の意向を持っている」「隣接県の貨物輸送で、どこに輸送コストが多くかかっているのか、それに対し新潟県として打つ手はないのかを検討するべき」など、隣接する福島県や山形県の貨物を取り込む施策の必要性を指摘する意見が多く出された。

また、「コンテナ貨物輸送で、新潟港は関東圏と比較して道路混雑がないこともPRの一つになるのではないか」といった声や、「将来構想として、ハードの話だけでなく、航路拡充やトータルコスト削減などのソフト対策もまとめていく必要がある」と幅広い活動を求める意見が上がった。