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電子制御エンジンを採用

三井造船、低燃費の新型貨物1番船を引渡し

2014年1月30日 (木)

荷主三井造船は30日、千葉事業所で建造していた5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ロックシュナ」を完成し、引き渡した。

160隻を超える引渡し実績がある同社のベストセラー「5万6000トン型ハンディマックス・バルクキャリアー」(通称、三井56)の高い汎用性と信頼性を引き継ぎながら、推進効率と低燃費性能をさらに高めるため、電子制御エンジンの採用と船体形状を最適化した新船型「neo56BC」の一番船となる。

同社はエコシップタイプのバルクキャリアのラインナップ「neoシリーズ」として、既に5万6000トン型、6万トン型、6万6000トン型の3船型を開発しており、順調に受注を重ねている。ロックシュナは、昨年11月の66BCに次ぐシリーズ第2弾の実績船となる。

全長190メートル未満で、国内外の港湾に配慮した汎用性を確保。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとしたばら積み貨物に対応できるほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応可能。