荷主三井造船は3日、千葉事業所で建造していたリベリアのツンドラシッピング社向け6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「スカラベ」が完成し、同事業所で引き渡した。
新船型「neo60BC」の一番船で、同社エコシップタイプのバルクキャリア「neoシリーズ」の中で、6万6000トン型、5万6000トン型に続く3タイプ目の実績船。
4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアで、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、5万6000トン型から大型化しながらも、港湾や航路の汎用性を維持。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのバラ積み貨物に対応できるほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも適している。