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車両・不動産購入が重荷、負債4.5億円

田中組(京都)が破産手続き開始決定、TDB調べ

2014年2月6日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、長岡京市神足塚田の田中組は12月26日に京都地裁へ自己破産を申請し、2014年1月27日に破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は内村和朝弁護士(京都市中京区烏丸通錦小路上る手洗水町)。財産状況報告集会期日は4月16日午後4時。

同社は、1960年(昭和35年)8月創業、70年(昭和45年)8月設立の重量物運搬・機械器具設置工事業者。91年11月に京都市右京区西京極牛塚町128から現所に本店を移転。地元機械メーカーなどからの受注により、運搬から組立、据付工事までを一貫して受注し、96年7月期の年売上高は3億1000万円を計上していた。

しかし、景気低迷により民間設備投資の減少から受注は低下、11年7月期の年売上高は1億円に減少し、3期連続で欠損を計上。翌12年7月期の年売上高は大口工事などがあり年売上高は3億2900万円に回復し、損益面では黒字に転換したものの、従来からの車両購入資金や本社不動産購入資金が重荷となっていた。13年7月期には再び業況が悪化し、中小企業金融円滑化法に基づく返済条件の変更など実施したものの、13年7月1日に事後処理を弁護士に一任していた。

負債は4億5400万円。