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帝国データバンク調べ

名古屋地裁、美和産工(愛知)の破産手続き開始を決定

2014年6月16日 (月)

M&A帝国データバンク(TDB)は16日、美和産工(愛知県清須市)が12日に名古屋地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人は、川崎修一弁護士(名古屋市中区)。

同社は1965年4月に設立。自動車の生産工場内で使われるパイラー装置、金型搬送装置、パレット積み込み装置などの荷役運搬装置の製造を主力に手掛けるほか、工場内外の騒音対策事業なども行い、08年1月期の売上高は5億3600万円を計上していた。

しかし、不況による設備投資意欲の冷え込みにより売上の減少が続いたほか、単価面の厳しさもあって収益面は低調な推移を余儀なくされ、13年1月期の売上高は2億2900万円に落ち込み、債務超過の状態が続いていた。その後も、業績に回復はみられず、年商以上の借入が資金繰りを圧迫、先行きの見通し難から5月7日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。