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運河庁と工事請負業者が追加費用めぐり対立

パナマ運河の拡張工事が中断、物流に影響のおそれ

2014年2月6日 (木)

話題パナマ運河の拡張工事が中断、物流に影響のおそれパナマ運河庁は5日、パナマ運河の拡張工事を請け負っている欧州企業のコンソーシアム「GUPC」が工事を中断したと発表した。運河庁はこれを受け、再開を要求した。運河の開通は工事の遅れで2015年に1年延期されたが、今回の対立でさらに遅れることがあれば、国際物流に大きな影響を及ぼすことは必至。

工事にかかる費用が当初の想定よりも16億ドル増え、運河庁とコンソーシアムが互いに負担責任を押し付け合った結果、4日までの協議が決裂、コンソーシアム側が作業員を引き上げた。

運河庁は、2週間の交渉の後、生産性は25%まで低下し、ほとんどすべての活動が停止していることを明かした。運河管理者は「パナマ運河庁は解決に向けた試みを継続している」とした上で「請負業者は乾季には通常の活動を再開しなければならない」と強調。「パナマ運河庁は今後も契約に基づいた合理的な解決のためのドアを開いている」としている。