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3PL・アジア・物流施設開発で「攻めの経営」示す

SBS、4年で物流施設開発500億円、M&A積極化を表明

2014年2月19日 (水)

ロジスティクスSBSホールディングスは19日、同社として初めての中期経営計画「SBS Growth 2017」を策定した。創業30周年に当たる2017年度を最終年度とする4か年計画で、国内外の3PL・国際物流事業や物流施設開発を柱としたM&A戦略を積極化して最終年度に450億円の売上を確保し、既存事業の成長による1550億円と合わせて連結売上高2000億円、同営業利益80億円を目指す。

SBS、4年で物流施設開発500億円、M&A積極化を表明同社の鎌田正彦社長は、19日の決算説明会で「13年度に開始したファンド事業を活用し、継続的に必要な大型施設を開発できる体制を整備した。4年間で実需に基づいた500億円の物流施設開発を行う」と述べ、実際の案件に基づいた施設開発費用として首都圏1都3県で500億円を投資することを明らかにした。

また、同社が成長ドライバーに位置付ける3PLとアジアを中心とした国際物流事業では、M&Aと大規模物流施設開発に集中投資し、3PL事業(13年度決算で売上高461億円)の売上高を17年度までに700億円へ、国際物流も65億円から300億円へとそれぞれ大幅な増収計画を策定した。さらに、国内物流では既存の消費材関連、メーカー向け物流に加えてネット通販向けの物流に取り組む方針を示した。

このほか、新たに「環境アクションプラン2017」を策定し、09年のCO2排出量8万5000トンを基準として、17年までの4年間の排出量を年平均15%以上減らす数値目標を掲げた。

SBS、4年で物流施設開発500億円、M&A積極化を表明