古野電気、貿易帳票管理システムを導入

サービス・商品富士ゼロックス（東京都港区）は19日、古野電気（兵庫県西宮市）向けの貿易帳票管理システムを開発したと発表した。

同システムは、貿易業務標準化、貿易帳票類の電子化、ワークフロー自動化による業務効率化と高品質化を実現するもので、古野電気はこのシステムを使用することで、貿易関連業務の効率を45％高め、年間1000万円のコスト削減につなげたという。

古野電気では、これまで部門ごとに異なるフォームで作成されていた貿易帳票類の標準化と電子化、販売・出荷などのデータを一元管理する統合データベースと連携させるなど、業務プロセスの標準化による効率化、業務品質とセキュリティーの向上を図るために導入した。

ERPの導入による統合データベース構築のタイミングにあわせ、2013年3月から輸出業務でシステムを稼働。輸出業務の効率化やコスト削減効果を踏まえ、同年11月から輸入業務でもシステムの活用を開始した。

作成・管理される輸出・輸入業務に関する貿易帳票類とその管理プロセスの運用面や法的対応は大阪国税局・神戸税関の承認を得ており、電子帳簿保存法に対応したシステムとなっている。

■古野電気のシステム構成図

古野電気、貿易帳票管理システムを導入（出所：富士ゼロックス）