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古野電気、コスコ子会社と中国で合弁事業

2018年6月1日 (金)

M&A古野電気は1日、チャイナコスコシッピング傘下のコスコシッピングテクノロジー、平成商事(神戸市中央区)と3社で合弁会社を設立し、中国で内・外航船や河川運航船向け事業を展開すると発表した。

これまで古野電気は、中国市場で商船、漁船向け機器販売とアフターサービスを提供してきたが、中長期的に船舶用通信機器、ナビゲーション機器の提供や共同研究などを視野に、「強みが発揮できるパートナーシップを構築したい」との思いでコスコシッピングテクノロジーと一致したとして、合弁契約の締結に至った。

合弁契約は、中国で古野電気の船舶用電子機器販売代理店を務める平成商事を含む3者間契約とし、年内に営業を開始する。

合弁会社は「COSCOシッピング・フルノナビゲーションテクノロジー(上海)」とし、上海の自由貿易試験区に拠点を構える。出資比率はコスコシッピングテクノロジーが50%、古野電気が40%、平成商事が10%。船舶通信ナビゲーション、システムの技術研究開発、設計、生産、システムインテグレーション、販売、サービス提供などを手がける。

▲(写真手前左から)古野電気・古野幸男社長、CS Tech・蔡惠星董事長、平成商事・今江友博社長