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日通、中国の自動車産業集積地に新拠点

2011年2月7日 (月)

ロジスティクス鄭州マルチロジスティクスセンター日本通運は7日、香港日本通運の子会社、華南日通国際物流(深セン)有限公司(華南日通)が昨年12月、河南省鄭州市に「鄭州分公司」を設立したことを発表した。

 

鄭州市は人口約751万人の河南省の省都で、自動車産業の一大集積地として発展、中国の自動車市場の需要を支えている。

 

華南日通は2008年の設立以来、日系自動車メーカーの中国最大集積地である広東省広州市を中心に、日通グループのトラック網を生かしたミルクランによる自動車部品の調達、自社ロジスティクスセンターを基点とした組立工場へのJIT(ジャスト・イン・タイム)物流業務を積極的に展開してきた。

 

部品の在庫や受発注管理、GPSを用いたシステムとマニュアルによる、車両運行や積載状況のダブルチェックなど、専門チームが24時間体制で高品質な生産調達物流「S-SCM(スーパーSCM)」を提供し、JIT納入の順守率はほぼ100%を達成しているという。

 

今後は「設立以来培ってきたノウハウの集大成」としてS-SCM「運行管理パッケージ」を、新たに設立した鄭州分公司が構える鄭州マルチロジスティクスセンター(1万1800平方メートル)を基点に展開していく。

 

広州、天津、武漢、襄樊、開封、福州、上海などから鄭州への調達物流の取扱いを開始し、鄭州地域でもニーズの高まる自動車部品のJIT納入への対応を強化していく。