黒田電気、米国の部品メーカー買収で合意

荷主黒田電気は11日、南開工業（神奈川県南足柄市）が保有する米国の自動車用プラスティック射出成型部品メーカー「ナンカイ・エンバイロテック・コーポレーション」の全株式を取得することで合意した、と発表した。

ナンカイ・エンバイロテック社は、北米、メキシコを中心に日欧の自動車部品メーカー向けプラスティック射出成型部品を供給。特にメキシコではナンカイ・エンバイロテック社が保有する二色射出成型用設備・技術を持つ会社が「極めて少ない」（黒田電気）ため、今後も事業拡大が見込まれている。

黒田電気では、ナンカイ・エンバイロテック社を100％子会社化することにより、米国やメキシコで自動車部品産業に本格参入し、同地域で事業基盤の強化を図る。