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消費増税、景気回復、繁忙期重なり危機感

全ト協、輸送量急増で安全確保へ特別声明

2014年3月13日 (木)

ロジスティクス全日本トラック協会は13日、伊藤昭人副会長(交通対策委員長)名で、年度末輸送繁忙期の安全確保に関連して「特別声明」を発表した。会員事業者に対して過労運転の防止、過積載運行の禁止、点検整備の励行、荷役作業時の安全確保の徹底を呼び掛けるとともに、荷主業界に対しても理解と協力を求めた。

全ト協が特別声明を出すに至ったのは、年度末の繁忙期を迎えて輸送需要が増大することに加え、景気回復による民間需要の拡大、4月から消費税率引き上げに伴う「駆け込み需要」の影響で例年以上に輸送需要が増大し、この情勢がさらに強まるとの危機感を持ったことが理由。

トラック運送業界として「輸送力の確保と安全を最優先した良質な輸送サービスの提供に努める」とともに、車両やドライバー不足で無理な運行による交通事故や労災事故の増加が懸念されることから、「輸送の安全確保と法令順守のさらなる徹底を図る必要がある」として、特別声明を発表することで安全確保を各方面に要請し、輸送量急増に対応する。

■全ト協・伊藤副会長による特別声明(全文)
全ト協、輸送量急増で安全確保へ特別声明