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日通、米墨国境物流ニーズへの対応を強化

2011年2月9日 (水)

ロジスティクス日本通運は9日、米国日本通運の子会社、NEXグローバルロジスティクスメキシコ(NEXメキシコ)が、メキシコ・アグアスカリエンテスに新営業所を開設したと発表した。

 

NEXメキシコは、メキシコで製造・生産を奨励するための一時輸入制度「サービスIMMEX制度」の登録会社として、2006年にメキシコ・ティファナ地区に設立。08年には東部国境沿いにモンテレー営業所を開設し、日本やアジア発の原材料・部品の輸入と、製品・半製品の保管・流通加工を中心としたサービスを拡張してきた。

 

新たな営業所を開設するアグアスカリエンテスは、メキシコのほぼ中央に位置し、自動車関連を中心に日系メーカーが多数進出するなど、新たな再輸出加工基地として急成長を続けている。

 

開設により、アグアスカリエンテス地区でもIMMEX制度を活用した自社保税一貫輸送を提供できるほか、米墨間の相互物流、マンサニージョ港などメキシコの主要港湾を利用した、日本を含むアジア発の海上貨物に対する保税輸入サービスを提供していくことが可能となる。

 

また、アグアスカリエンテスの自社倉庫は、IMMEX制度への登録だけでなく同社のグローバル在庫管理システム「REWARDS」を導入し、複雑な管理が求められる保税物流に対してもVMI、JITなどのサービスを提供する。