調査・データLinkhola(リンコラ、東京都港区)は24日、企業のScope3削減に向けたホワイトペーパー「Scope3削減に『協働』という選択肢を -バリューチェーンと共に創るカーボンインセット実践ガイド-」を無料公開したと発表した。
Scope3は企業のサプライチェーンを通じて発生する温室効果ガス排出量を対象とする。Linkholaによると、企業ではサプライヤーへのデータ提出や排出削減の依頼が中心となり、排出量の可視化後に実質的な削減が進まない課題が生じているという。
同社が提案するカーボンインセットは、外部の削減活動を活用するオフセットとは異なり、自社の調達網に直接投資し、取引先と共同で排出削減を進める手法だ。サプライヤーの設備投資などを支援することで、発注企業のScope3削減と供給網全体の脱炭素化につなげる。
ホワイトペーパーではアマゾン、イケア、ダノン、ネスレ、ヘンケル、シュナイダーエレクトリックの海外6社に加え、国内事例として商船三井を取り上げた。国際的なルールの動向やカーボンインセット実装時の留意点、削減成果の二重主張を避けるための考え方なども解説している。
Linkholaはボランタリーカーボンクレジット制度「EARTHSTORY」を運営し、再生可能エネルギーやAI空調、畜産のメタン削減、節水、リサイクルなどの削減手法に対応している。今回のガイドを通じ、企業がサプライヤーへの削減要請にとどまらず、サプライチェーン全体で脱炭素施策を進める取り組みを後押しする。
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