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センコン物流、ロシア向け食品輸出を拡大

2015年1月7日 (水)

ロジスティクスセンコン物流は7日、ロシア向けの食品輸出を増やし、これまでのウラジオストクに加えてモスクワへの輸出を開始した、と発表した。昨年12月にモスクワに向けて初めて日本の食品を輸出、仙台市で仕入れた日本産の野菜と果物1.2トンを成田空港からモスクワ空港に空輸し、現地の食品卸会社を通じて百貨店や高級果物店で販売した。

輸出品目は13種類で東日本大震災で被災した宮城県山元町産のイチゴのほか、青森県産のリンゴ、山形県産の洋ナシ、熊本県産トマトなど。モスクワでの販売価格は空輸の輸送費も含め日本の3倍になったが完売したという。

同社は「モスクワでも富裕層を中心に品質と安全性の高い日本食品は需要があることが確認できた」として、品目を水産加工物に広げて輸出量を増やしていく方針。同社は11年からウラジオストク向けに日本の食品の輸出を開始し、14年6月からは農産物の空輸も始めていた。今後は輸出額は2億円規模に引き上げていく考え。