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ユニオン産業、環境樹脂を用いた梱包材試作

2010年7月6日 (火)

環境・CSR試作品ユニオン産業、富士通などは6日、ユニオン産業と富士通が富士通の所有する「包装体の構造」などに関する技術の開放特許、ノウハウを活用するための実施許諾契約を締結し、ユニオン産業が持つ独自環境樹脂を配合して梱包材の試作を行ったと発表した。

 

試作品は7-9日まで川崎市のかながわサイエンスパークで開催される「テクノトランスファーinかわさき2010」のユニオン産業ブースで参考展示される。

 

実施許諾契約を結んだのは、弾性がある合成樹脂のシート状成型品の、外側へ向けた高さ・大きさの異なる突起を組合せたトレイパックを上下に用い、収容物を狭持するように組み合わせ、相互の凸凹枠部分がはめ込まれるような構造をもつ包装技術。

 

この技術を用いることで、梱包材を大幅に削減でき梱包容積の縮小が図れ、梱包作業の効率を上げることが可能となる。

 

また、ユニオン産業独自の環境樹脂「UNI-PELE(ユニペレ)」を使用したシートで成型することで、廃棄する際に燃やしても有毒ガスが発生しない、CO2の発生量が少ない、燃焼カロリーも低い、抗菌効果があるなど、環境に配慮した梱包材ができるという。

 

ユニオン産業は今後、(1)プリント配線板、回路ユニットの保管、輸送用の梱包材(2)精密機器、ガラス製品、貴金属などの輸送用の梱包材――を製品化していく。