郵船ロジ、マレーシアでハラル認証を取得

ロジスティクス郵船ロジスティクスは20日、マレーシア法人のTASCO社が同国政府マレーシア・イスラム開発局（JAKIM）に申請していたハラル認証を4月16日を発効日として取得した、と発表した。

今回、マレーシア法人が取得したのは、運送業務に求められる「MS2400-1」の認証と倉庫業務に求められる「MS2400-2」で、これら両認証の同時取得は日系物流企業で初めて。

MS2400-1の対象は車両25台で、ペナンやマラッカ、セランゴール、ジョホールなどマレーシア法人の主要拠点に配置した。また、MS2400-2の対象となるのはペナンにあるペナン・プラーイ・ロジスティクスセンターで、9000平方メートルのスペースでハラル対応が可能となる。

今後はマレーシア国内でハラル食品や化粧品、医薬品などをターゲットに、トラックと倉庫を活用したロジスティクスサービスの提供を開始するとともに、同国でのハラルに関するノウハウと自社のグローバルネットワークを接続し、ハラル物流のワンストップサービスの構築を目指す。

世界のハラル市場は2015年に全世界で320兆円規模に達する見通し。