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日系物流初、海上・航空フォワーディングと組み合わせも

郵船ロジがインドネシアで倉庫のハラル認証取得

2018年1月11日 (木)

認証・表彰郵船ロジスティクスは11日、インドネシア法人で倉庫事業を担う郵船ロジスティクスソリューションズ・インドネシアが現地ハラル認証機関のインドネシア・ウラマー評議会食料・薬品・化粧品研究所から、昨年11月に倉庫業務のハラル認証を取得した、と発表した。

日系物流企業が倉庫業務で同認証を取得したのは初めて。同社は先に認証を取得した海上・航空フォワーディングと組み合わせ、同国内で一貫したハラル物流サービスを提供する体制を整えた。

今回の認証範囲はジャカルタ近郊のMM2100工業団地内で同社が保有する第1、第2倉庫の保管・仕分け・発送といったロジスティクスサービスが対象で、倉庫内にハラル商品を扱う専用スペースを設け、取扱方法のトレーニングを受けたスタッフがハラル認証の手順に沿ってオペレーションを行う。

同じインドネシア法人で海上・航空フォワーディング事業を担う郵船ロジスティクス・インドネシアは昨年8月にジャカルタ港、空港発着の海上・航空フォワーディングでハラル認証を取得している。

これらにより、例えばジャカルタ空港で輸入したハラル製品を自社倉庫で在庫管理し、顧客の発注に合わせて納品するといったインドネシア国内への一連のサプライチェーンサービスを、ハラル認証の下で提供できるようになる。

郵船ロジは15年4月にマレーシアで運送・倉庫業務に求められるハラル認証を日系物流企業で初めて同時取得。昨年4月にはタイ・レムチャバン倉庫で同認証を国内物流企業で初取得するなど、アジア域内で提供するハラル物流が強みになりつつあるといえよう。