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関東運輸局調べ

関東で14年度の車両使用停止処分件数が急増

2015年6月17日 (水)

行政・団体関東運輸局は17日、貨物自動車運送事業者に対して2014年度に行った行政処分の結果をまとめた。処分基準の変更に伴う影響で事業停止処分件数が13件(2013年度)から3件(14年度)に減少した一方、車両の使用停止処分件数は249件から393件へと大幅に増加した。

監査実施件数は1042件とほぼ前年度並み(1036件)となったが、処分件数は302件から524件へと222件増加。事業許可の取消処分件数は、所在不明によるものを除き、13年度に続いてゼロとなった。所在不明による取消処分は12件。

また、事業停止処分は11年度以降、60件(11年度)▶22件(12年度)▶13件(13年度)▶3件(14年度)と減少し続けているが、車両停止処分は402件▶377件▶249件▶393件と、13年度まで減少が続いた後、14年度は増加に転じた。処分のなかで最も軽い文書警告処分は116件で、前年度の40件から3倍近くに増えた。

関東で14年度の車両使用停止処分件数が急増

(出所:関東運輸局)

14年度に行った監査1042件の監査レベルの内訳は、最も重く厳しい特別監査が24件、事業所に立ち入って行う一般監査が380件、呼び出しによる一般監査が638件で、処分に至った件数はそれぞれ15件、248件、261件となった。

■違反事項の内訳(出所:関東運輸局、過積載を除く)
関東で14年度の車両使用停止処分件数が急増