ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

レッドウッドとイーシャンが合併、日中韓で350万m2運営

2016年1月25日 (月)
▲イーシャン上海フレンズパーク

▲イーシャン上海フレンズパーク

M&A物流不動産開発事業を手がけるレッドウッドグループ・アジアは25日、同業でアジア大手の「e-Shang Cayman」(イーシャン・ケイマン)と株式交換による合併を行う。

合併後のグループ名は「イーシャン・レッドウッド」(ESR)に改称。中国、日本、韓国で350万平方メートル以上のプロジェクトを所有・開発し、香港とシンガポールで資本・ファンド運用事務所を備える、「アジア最大の物流不動産プラットフォーム」の一角を占める。

両社は合併により、800万平方メートルにのぼる開発パイプライン、アマゾン、JD.com、1haodian、H&M、カルフール、DBシェンカー、ダイムラー、アスクルといった有力テナントのほか、APG、PGGM、CPPIB、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスといった優良資本パートナーの基盤を一気に保有することになる。

イーシャンは2人の中国人不動産企業家が2011年に創立し、中国、韓国で大口顧客に対応する品質の倉庫を開発。物流施設の運営面積は開発中のものを併せて200万平方メートルを超える。

▲レッドウッド南港DC

▲レッドウッド南港DC

一方、レッドウッドはスチュアート・ギブソン氏とチャールズ・デ・ポルテス氏が2006年に設立した物流施設開発事業者で、中国と日本で120万平方メートルの物流施設を開発・運営している。

合併会社のCEOは、イーシャンのジェフリー・シェン共同創立者兼最高経営責任者(CEO)とレッドウッドのスチュアート・ギブソン共同創設者兼CEOが共同で務め、イーシャンのサン・ドンピン共同創設者兼会長、レッドウッドのチャールズ・デ・ポルテス共同創立者が4人制の執行委員会を構成する。イーシャン・レッドウッドの社長はチャールズ・デ・ポルテス共同創立者が就任する。

同委員会は、イーシャン・レッドウッドの大型パイプラインの開発、アジアでの事業戦略に重点的に取り組み、各国の上級管理者は上海、広州、香港、東京、大阪、ソウル、シンガポールのオフィスから日常業務にあたる。