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公取委、下請法違反で王子運送に勧告

2011年9月30日 (金)

ロジスティクス公正取引委員会は30日、下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反が認められたとして、王子運送(東京都江東区)に対して勧告を行ったと発表した。勧告を受け、王子運送は同日「勧告を真摯に受け止め、勧告に従った措置を講じていく」などとするコメントを発表した。

 

公取委によると、王子運送は2009年10月から2010年11月までの間、自社のコストを削減するため、下請事業者に対して「割戻金」「事務手数料」「金利手数料」などと称して差し引くことにより、下請事業者に責任がないのに下請代金の額を減じていた。王子運送は16日付で、下請事業者193人に対し、減額した金額合わせて5526万4594円を返還した。