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ボーイング、747-8貨物初号機をデリバリー

2011年10月14日 (金)

ロジスティクスボーイングは12日、747-8フレイター初号機をカーゴルックスにデリバリーしたと発表した。同初号機はデリバリー後、シアトル国際空港に移動。同空港で初貨物を搭載した後、ルクセンブルグに向けて離陸する。

 

カーゴルックスは747-8フレイターを2005年のプログラムローンチ時に10機、2007年に3機と、これまでに合わせて13機を発注済み。

 

747-8フレイターは、消費燃料、運航コスト、排ガス量を大幅に削減する貨物専用機で、最大貨物積載量は133.9トン、747-400フレイターよりもメインデッキに4枚、ロワーデッキには3枚のパレットを多く搭載が可能で、貨物搭載量にすると16%増加する。

 

747-400フレイターと同じく、ノーズドアからの積み降ろし、業界標準である3m高のパレット、1立法メートル当たり159キログラムの重量貨物の搭載も可能で、777型フレイターとの互換性もあり、両型機間の積み替えも容易。

 

エンジンは、最新のテクノロジーを採り入れた新型GEnx-2B67を搭載、ファンケースやブレードに複合材を使用し、革新的なタービンも採り入れており、既存エンジンと比較して大幅に効率性が向上している。747-8フレイターは、12日までに8社から75機を受注している。