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習志野の現行拠点188億円で売却

阪和興業、メーカー直送拡大受け物流拠点再構築

2016年2月23日 (火)

拠点・施設阪和興業は、鉄鋼メーカーによる直送取引が増加する事業の動向に対応するため、群馬県伊勢崎市に新たな流通センターを開設する。

これに伴い、現行の物流拠点を担う子会社「阪和流通センター東京」の物流倉庫(千葉県習志野市)を188億4600万円(帳簿額63億8900万円)で売却する。売却先は非公表。

同社はこれまで、大型倉庫による在庫ダム機能と加工機能を鉄鋼事業の特色として展開してきたが、鉄鋼メーカーによる直送取引が増加していることを受け、同社が推進する「そこか(即納・小口・加工)戦略」に適合した、首都圏を中心とした倉庫・物流機能の再構築を検討。

この結果、伊勢崎市に新たな流通センターの建設用土地を取得するとともに、阪和流通センター東京本社の機能の絞り込みと保管能力の適正化のため、習志野市茜浜の倉庫建物と土地を売却することにした。

3月上旬の譲渡後、同社は当面の間、物流倉庫として使用を継続するが、段階的に適正規模へ縮小していく。

■売却する現行倉庫の所在地
千葉県習志野市茜浜3-36