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センターポイント・ディベロップメントが既存施設活用し改修

延床28万m2、旧パナ尼崎工場の物流施設化計画決定

2016年3月18日 (金)

拠点・施設不動産投資顧問会社のセンターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区)は18日、兵庫県尼崎市で昨年10月にパナソニックから取得した工場の建物を改修し、マルチテナント型の物流施設として開発する「CPD尼崎プロジェクト」の計画を決定した、と発表した。完成すると6階建て、延床面積28万1559平方メートル(8万5171坪)の大型施設となる。

延床28万m2、旧パナ尼崎工場の物流施設化計画決定

同社は昨年10月、パナソニックがプラズマディスプレイの生産を停止した工場3棟のうち、最も新しい「第3工場」を取得。既存の工場建物を有効活用したユニークな最新鋭物流センターとして、大型トレーラーが各階に着車できるランプウェイを増設する。

2階以上の基準階は既存床を活かし、工場建屋の中央に大型車路と1メートルの高床プラットフォームを構築。物流施設の建設コストが高騰するなか、既存の建物を有効活用することで、競争力のある賃料提案を実現する。

貸し出しスペースはワンフロア最大1万坪(3万3000平方メートル)を超え、大規模な集約拠点として利用できる。最小で1100坪(3630平方メートル)から対応する。

阪神高速末広町出口から200メートル、阪神電鉄武庫川駅から2.5キロ、大阪中心部まで車で15分と、広域な集配可能エリアや雇用を確保しやすく、関西圏の物流施設としては屈指のロケーションとなる。

5月に着工、2017年10月の竣工を目指す。設計・施工は竹中工務店。4月中旬に工事着工前内覧会を開催する。

■「CPD尼崎プロジェクト」の計画概要
所在地:兵庫県尼崎市扇町
土地面積:12万4481.53平方メートル(3万7655.66坪)
延床面積:28万1559.85平方メートル(8万5171.85坪)
階数:6階建て2階以上基準階高床プラットフォーム1階低床両面バース
着工:2016年5月
竣工:2017年10月
設計施工:竹中工務店