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鴻池運輸、中国で販促品支援事業を開始

2011年10月31日 (月)

アパレル鴻池運輸(大阪市中央区)は31日、中国で販促品にかかわる作業をサポートする「SP・プレミアム事業サポートサービス」を開始したと発表した。

 

同サービスは、物流や流通加工など販促品の製造以外の工程をトータルサポートすることで、物流効率化・納期調整・コスト削減などを図るもの。顧客の生産工程に合わせ、指定工場からの引き取り-輸出手続-日本への輸送・輸入手続き-流通加工-指定倉庫への納品まで、一貫物流体制を構築する。

 

同社グループは、全国に160か所の流通加工作業拠点を展開しており、中国でも上海にある保税倉庫(倉庫面積5400平方メートル)に流通加工工場を設け、検針機による検針作業や検品作業までを日本人監督者が対応している。

 

同社は1985年に中国へ進出し、現在、北京・大連・青島・上海・蘇州・無錫・杭州・香港・深セン・広州の10都市で12拠点を展開。これまでも食品やアパレルなどの一貫物流を行ってきたが、今回開始した販促品に重点をおいたサポートサービスでは、中国と日本にある鴻池グループ拠点が連携し、一貫物流サービスを提供する。

 

これにより、顧客の生産工程に合わせた「納期調整」、荷物の進捗状況が確認できる「情報共有化」、東京・大阪を物流拠点にして地域分散する「東西揚地分散」といったサポートサービスを提供する。