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G6アライアンス、欧州航路の共同運航開始を前倒し

2012年2月9日 (木)

ロジスティクス商船三井は8日、同社や日本郵船などが所属する定期コンテナ船共同運航組織「G6アライアンス」が、欧州航路の共同運航の開始スケジュールを前倒しし、3月第1週からサービスを開始すると発表した。

 

これまでより広範な寄港地をカバーするとともに、寄港頻度を向上させた高品質サービスの提供開始を早めることで、顧客ニーズに対応することを目指す、としている。

 

G6アライアンスは、ザ・ニューワールドアライアンスに所属する商船三井(日本)、APL(シンガポール)、現代商船(韓国)とグランドアライアンスに所属する日本郵船(日本)、はパッグ・ロイド(ドイツ)、OOCL(香港)の6社で構成。昨年12月にアジア-北欧州航路、アジア-地中海航路で共同運航を開始することを発表していた。

 

当初の計画では「4月からの協調開始」と発表していたが、6つの北欧州サービスを、1か月前倒しして3月第1週から提供。日本発着のサービス「Loop1」は、現在進めている事前協議手続きが完了次第のサービス開始となる。また、北中国サービス「Loop2」は、「今後の状況に応じて開始時期を決定する」としている。

 

西地中海サービス(EUM)は現行サービス通り、東地中海-黒海サービス(ABX)は4月からの開始となる。

 

■各航路の寄港順
【Loop1】
神戸-名古屋-清水-東京-香港-カイメップ-シンガポール-ジェダ-ロッテルダム-ハンブルグ-サザンプトン-ルアーブル-シンガポール-香港-神戸

 

【Loop2】
開始時期決定後に発表

 

【Loop3】
上海-寧波-南中国-シンガポール-タンジール-ロッテルダム-ブレーメルハーフェン-グダニスク-ゴーセンブルグ-ロッテルダム-ジェダ-シンガポール-南中国-香港-上海

 

【Loop4】
寧波-上海-南中国-シンガポール-サザンプトン-ハンブルグ-ロッテルダム-シンガポール-南中国-寧波

 

【Loop5】
光陽-釜山-上海-南中国-シンガポール-ロッテルダム-ハンブルグ-テムズポート-シンガポール-光陽

 

【Loop6】
高雄-アモイ-南中国-香港-シンガポール-コロンボ-サザンプトン-アントワープ-ハンブルグ-ロッテルダム-ジェベルアリ-シンガポール-南中国-高雄

 

【Loop7】
青島-上海-香港-南中国-シンガポール-サララ-ルアーブル-ロッテルダム-ハンブルグ-サザンプトン-タンジール-サララ-シンガポール-南中国-青島

 

【EUM】
釜山-上海-寧波-南中国-香港-シンガポール-ポートケラン-ジェダ-ダミエッタ-ジェノア-フォス-バルセロナ-バレンシア-ダミエッタ-ジェダ-シンガポール-香港-釜山

 

【ABX】(4月から開始予定)
寧波-上海-南中国-香港-シンガポール-ポートサイド-アシュドッド-イスタンブール-コンスタンツァ-オデッサ-イスタンブール-アシュドッド-ポートサイド-シンガポール-寧波