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スズキ、インド・ハンサルプールに四輪車生産工場新設

2017年1月30日 (月)

拠点・施設スズキ、インド・ハンサルプールに四輪車生産工場新設スズキは27日、インドのグジャラート州アーメダバードの四輪車生産会社「スズキ・モーター・グジャラート」(SNG社)が、同州ハンサルプールで建設していたグジャラート工場が完成したと発表した。2月1日から量産車の生産を開始する。

SMG社は、今後のインド自動車市場の伸張やインドからの輸出拡大に備えて生産能力を確保するため、スズキとしてインドで初となる完全子会社で2014年3月に設立。

グジャラート工場は、同州ムンドラ港に近い位置にあり、欧州、アフリカや日本を含む海外への輸出基地として活用。グジャラート工場で生産された車両は、同国のマルチ・スズキ・インディア社に供給する。生産車種は、プレミアムハッチバックの「バレーノ」で、マルチ・スズキ社の「NEXA」店で販売。

今後は、マルチ・スズキ社での販売状況を見ながら生産車種を増やしていく方針。

マルチ・スズキ社のグルガオン、マネサール両工場での16年生産台数は151万5千台で、フル生産が続いていた。今回のグジャラート工場では、今後徐々に生産を軌道に乗せていき、最終的には年間の生産能力を25万台まで高める。

さらに、19年初めの稼働を目指してグジャラート第二工場とエンジン・トランスミッション工場の建設も計画しており、第二工場完成時にはインドの生産能力は200万台となる見込み。

■SMG社・グジャラート工場の概要
社名:Suzuki Motor Gujarat(スズキ100%出資)
所在地:グジャラート州アーメダバード
工場所在地:グジャラート州ハンサルプール
敷地面積:640エーカー(260万平方メートル)
生産車種:バレーノ
生産能力:年間25万台(第一工場)
投資額:600億円(第一工場)、1000億円(第二工場とエンジン・トランスミッション工場)