商船三井、LPG・アンモニア運搬船を引き渡し

荷主商船三井は26日、グループ会社のARAMO SHIPPING（シンガポール）へ、新型LPG二元燃料VLGC「AQUAMARINE PROGRES II」（アクアマリン・プログレス・ツー）を名村造船所より引き渡したと発表した。この船は、LPG、重油の二元燃料を使用し、重油使用時と比較してCO2を20％、SOx（硫黄酸化物）やPM（微粒子状物質）などを90％削減可能。

▲「AQUAMARINE PROGRESS Ⅱ」（出所：商船三井）

本船はLPGとアンモニアの運搬が可能で、特にアンモニアは燃焼時にCO2を排出しないため、次世代のクリーンエネルギーとしての需要が期待されている。ジクシスとの定期用船契約のもと、日本へのLPG供給の安定化に貢献する予定。

名村造船所で3月に行われた命名式では、ジクシスの田中惠次社長が直接命名を行い、本船の今後の活躍に期待を寄せた。商船三井グループは2050年のネットゼロ・エミッションを目標に、持続可能な環境戦略を推進するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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