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UNIGEN、世界最大級のバイオ医薬品工場建設

2012年3月6日 (火)

メディカルIHIは6日、UMNファーマ(秋田市)とIHIが共同出資して設立したUNIGEN(秋田市)が、バイオ医薬品商用生産工場の建設に着手したと発表した。建設資金は経済産業省の「2011年度国内立地推進事業費補助金」を活用するほか、三井住友銀行が組成した協調融資で調達する。

 

新工場は岐阜県揖斐郡池田町に建設。延床面積1万4000平方メートルに2万1000リットルの培養槽を複数基備える鉄骨造5階建てで、バキュロウイルスと昆虫細胞による組換えタンパク製造技術(BEVS)を用いる工場としては世界最大級となる。

 

UNIGENは、プロセス開発が可能なパイロットプラントの運営を秋田県内で既に行っており、新工場の完成後はUMNがアステラス製薬と共同開発中の細胞培養インフルエンザワクチンなど、バイオ医薬品の製造を開発初期から大規模生産まで一括して受託可能になる。