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三井造船、インドネシアでコンテナ用クレーン製造

2017年10月26日 (木)

サービス・商品三井造船は26日、コンテナ荷役用クレーン事業の需要拡大に対応するため、インドネシアのバタム島に同クレーンの製造会社を設立したと発表した。

同社は2015年に大分事業所運搬機工場の主力製品「ポーテナー」の生産能力を年産22基から36基へ増強したが、需要の高まりに対応するには足りないと判断し、新会社の設立を決めた。新会社の製造能力はポーテナー4台、トランステナー30台規模となる見通し。

当初は製造したクレーンをインドネシア国内に供給し、将来的にはマレーシア、ベトナム、ミャンマー、フィリピン、タイなど東南アジア各国へ輸出する。インドネシアで製造することで、製造コストを抑えるだけでなく、大分事業所からの輸出に比べ輸送コストの削減も見込む。

海上コンテナはリーマンショック後の2009年を除き一貫して伸びており、コンテナ船の大型化も進んでいることから、日本を含む先進国ではかつて設置したクレーンの更新需要とコンテナ船の大型化に対応するための新規需要が生じている。また、東南アジア、アフリカなどの新興国では、港湾整備に伴うクレーンの新規需要が見込まれている。