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JR貨物の10月貨物取扱量1.3%増加

2017年11月15日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が15日発表した10月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて1.3%増加(前年同月比)した。

今月は台風21号接近の影響により、月全体で高速貨物235本、専用貨物16本が運休となった(前年は、高速貨物20本が運休)。台風18号の影響で不通となっている日豊線は、トラックによる代行輸送を実施している。

コンテナは、ドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続く積み合せ貨物が、東海・九州地区間や関西・広島地区発関東地区向けの輸送を中心に好調となったことに加え、自動車部品も東海地区発東北地区向けの輸送が堅調に推移し、前年を上回った。

紙・パルプは印刷紙・コート紙の需要低迷に伴い、大幅に減送。農産品・青果物は、北海道産玉葱の出荷調整に加えて、北海道・東北産民間流通米が8月の日照不足による生育遅れが影響し、前年を下回った。さらに食料工業品が気温低下に伴って清涼飲料水の出荷が落ち込んだ。コンテナ全体では0.1%減少した。

車扱は、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから、5.4%増加した。